剣道をやってみる【Do Kendo】 - どこで習うのか

どこで習うのか

 

剣道

 

剣道を主に稽古する場を列挙してみました。

 

  • 剣道教室

  公民館、武道場、学校の体育館などが稽古場となります。名称としてスポーツクラブを歌っているものもあります。

 

  • 学校の部活動

  部活では通常学校内の武道場や旧体育館が稽古場だったりします。

 

  • 学校の授業

  学生であれば、中学や高校にて、授業が行なわれている場合があり、わずかな機会ですが、そこでたしなむことはできます。

 

  • 警察署道場

  ボランティアで剣道を教えてくれる警察署もあり、私は、40年ほど前、小学3年から6年まで北九州の警察署道場で習いました。

 

  道場を探すには以下のサイトが便利です。

 

 


剣道で何を習うのか

剣道礼儀

 

剣道において何を習うか、剣道から何を学ぶかということを列挙してみますが、何にこだわって剣道を始めるのかという視点も大事です。

 

  • 道を学ぶ

 

  まずは、武士道の象徴としての剣の道を学ぶわけですが、剣道でなくても、日本のスポーツ界においては、柔道、空手道、合気道、弓道、居合道などに限らず、野球という海外からやってきたスポーツでさえ、精神鍛錬へと繋がる「道」を究めようとします。

 

  剣道も、それこそ読んで字のごとく、「道」という文字が付くわけです。

 

  日本で行うスポーツに、道を究める要素があることは前述しましたが、その道を究めるには、礼に始まり、礼に終わるという作法が伴ない、それは、単に作法にとどまらず、戦う相手でさえ敬意を表する考え方が必要不可欠なのです。剣道の実際の試合では、開始と終了時に相手に一礼し、試合中は、勝負事とはいえ、非礼な行為は許されません。

 

  礼儀という意味では、例えば、道場では神様(道場に神棚を祀る学校も多い)に対して敬意を払いますが、対戦相手にも、道具にも敬意を払います。道場内にて不敬な行動を取ったり、竹刀や防具をまたがったりすることは許されません。

 

  礼儀を覚えさせ、精神を磨くことまでを含めた剣道を検討する、あるいは、日本人として武士の魂を体現する意味合いが強いのでしたら、後述する勝負事へのこだわり以前に、そういったものを重んじる指導者に主眼を置いて、指導者や剣道教室を探すと良いと思います。

 

  ただし、勝負ごとにこだわるなら、どちらかというとスポーツとして、勝ちにこだわるなら、練習メニューの厳しい教室や部活がいいでしょう。

 

  他人より一回でも多く竹刀を振り、体力を付け、体のバネを鍛えます。いい意味で相手をだまし、意表を突く稽古などもします。とにかく練習、練習、練習です。欧米でも、プロのアスリートでも同じです。Practice! Practice! Practice!です。ただし、剣道について気をつけなくてはいけないのは、勝負事にこだわるとはいえ、打突(だとつ)が決まった時にガッツポーズを付ける、などということはやってはいけません。有効な打突の取り消しとなることもあります。

 

  ここで、勝ちが優先される強豪校の部活における体罰ついて言えば、自ら望んで強豪校に入った場合など、強くなるためには、指導者の体罰を、生徒自身や保護者が、今までは許容してきた感はありましたが、体罰からは一流とか本物のアスリートは生まれないことが証明されており、部活に限らずプロの世界でさえ、考え方を改める風潮があり、今後指導方法が徐々に変わっていくものと思われます。

 

  信頼できる子弟関係における体罰なのか、練習態度の指導も含めての体罰なのか、指導ではなく感情的な単なる暴力なのか、あるいは、精神的または肉体的な苦痛の個人差や主観性の有無、伝統性という縛り、指導に愛情が伴う正当性など、・・・、体罰を考える時、その評価や価値観が分かれるところです。

 

  体罰を伴う練習は論外ですが、健全に鍛錬している場合、勝負ごとが優先であろうと、そうでなかろうと、「道」を究めようとして日々の厳しい鍛錬が強いられれば、おのずと健全な肉体と精神が得られます。トップページの和歌の説明でも述べたように、無私で謙虚に自分を磨けば、安易にガッツポーツをすることのない、「礼儀正しく、誠実で、静かに強い人間」になることでしょう。

 

  • 打突

 

  当然、剣道の基本の技である打突の方法を覚えます。

 

  打突は、面(めん)、胴(どう)、小手(こて)、突き(つき)の4つがあります。それらを有効に使うため、竹刀の操作、数々の技、間合い、形などについて習うことになります。

 

  • 正座

 

  鍛錬というほどではないですが、板張りの上で正座する機会が多いことから、多少の時間なら正座ができるようになります。

 

 

  声を張り上げることで、今までの日常では出したことのなかったような声を出せるようになります。大きく元気な声を出すことで力が出ます。逆に声を出さないと力が出ません。

 

  テニスや円盤投げ、ハンマー投げなどにおいても、声を出すことでパワーを生み出せることが証明されています。


守破離(しゅはり)

守破離(しゅはり)というのは、剣道に限ったものではないですが、師弟関係において、学ぶ者の成長段階を表す言葉です。

 

剣道で学ぶことというよりも、学ぶ姿勢でもあり、学んだことを実践する理由でもあります。

 

当然、習いたての頃は、「守」の段階です。師に、型や形あるいは流儀を教えられることを忠実に守る時期ということです。

 

忠実に守るには、素直に受け入れる心が必要です。また、教えられたことを実践する積極さがないと、守ることになりません。

 

健全な肉体と精神の下で技を磨く心技体が伴う必要があります。

 

型や形あるいは流儀というものを守り、体得した後は、既成の型(形、流儀)を「破」り、時には他流も探究し、自分に合うよりよいものを探り、追求します。

 

最後に、何物からも自立し、自律する。破る段階までは師を常に意識してきました。師の型や形、あるいは流儀とのある意味戦いでもあります。

 

「離」というのは、守ってきた常識から一部、あるいは多くから真に解放され、新たな型や新たな形、あるいは新たな流儀を切り開いたり、あるいは、新たな解釈を得、新たな展開、新たな世界を切り開いたりすることで、真に自己を確立するという段階を経るのです。

基本練習

剣道の練習

 

剣道における基本的な練習を簡単に説明します。

 

・座礼

 

 座って行なう礼法を座礼と言います。指導者と生徒との間での練習前の礼と練習後の礼があります。立って行なう礼法は立礼と言います。

 

・すり足

 

 打ち方の前に、すり足という基本的な練習が必要です。右足が前で左足は握りこぶし一個分が、入る位置に右足の後ろに位置します。

 

・素振り

 

 日常の稽古の中で筋力を強化することになり、冴えのある打突を行うことができます。 柄を片手で持つ片手素振りのほか、普段使用する竹刀より重い素振り用竹刀を用いて筋肉を強化することができます。

 

 「剣道の王道を学ぶ」でご紹介した教材でも、教士の方が強調してましたが、素振りというものは、単純であっても、とても大事なことのようです。

 

・前進後退面

 

 前進後退面は、前後に動きながら面に打ち込みます。(前に動いて面、後退して面)。同様の動きで、前進後退小手もあります。

 

・切り返し

 

 左右の切り返しは、元立ち(主に上級者)が面の前に竹刀を構え、掛かり手(下級者)が面を打ちます。元立ちは、大きな切り返しの時は、面を打たせて、早い切り返しは、竹刀で受けるのが一般的かもしれません。

 

 竹刀で受ける切り返しの場合でも、打突位置はあくまで半面です。

 

・跳躍素振り(早素振り)

 

 跳躍素振りは、前進後退面を早くしたバージョンです。

 

・防具の付け方

 

 防具の付け方は慣れるまでは大変かもしれませんが、最初にきっちり覚える必要があります。

 

 YouTubeなどの動画で見た方が分かりやすいと思います。

 

  垂れの付け方

 

  胴の付け方

 

  手ぬぐいの付け方

 

  面の付け方

 

・打ち込み稽古

 

 元立ちが隙を作り、掛かり手がそれに合わせて適当な技を打ち込みます。掛かり手にとって、打つべき部位があらかじめ分かっているということです。

 

・掛かり稽古

 

 掛かり手が一方的に攻める。元立ちはあまり隙を作りません。つまり、打つべき部位が分からなくても積極的に打ち掛かるということです。

 

・地稽古

 

 お互いに対等な立場として攻め合う稽古です。


相手を打つ機会

(1)相手の起こり頭を打つ

 

打ってくる相手の直前の動作やパターンは、自分が相手につけこまれない隙のない構えや間合いの中で見えてきます。

 

相手が前後に動くとか、調子を取る、体が沈む、剣先がぶれる、肩やこぶしが動くなどの変化の動きを見逃さないようにします。

 

(2)相手の技の尽きたところ

 

踏み込みや当たりの弱い相手なら、腕や上半身が伸びきって、次の技が出ない場合が多いもの。一本打ちばかりで連続技が出ないなど、相手の動きが分かれば、体をさばく中で、返し技や応じ技、抜き技などが可能なのです。

 

(3)相手が居ついたところ

 

相手が疲れたり、一息ついたり(特に、肩で息をするのは大きな隙)、足が止まったり、気が切れたり、鍔競り(つばぜり)になって声を出そうとして、一瞬動きが止まったりした瞬間を見逃さないようにします。

 

(4)実を避け虚を打つ

 

「実」とは、守りや構えが堅く一本に全力を出している場所や状態のことです。逆に、虚とは、隙があって弱く、予想していない場所や状態です。

 

相手が面一本に全力を挙げている場合、面で応じれば、当然相面(あいめん)として先に打たれます。相手が面一本に気持ちが入っていれば、胴や小手に隙があるものです。

 

相手がしっかり構え、守りを固めている時は、隙を見せ、打つ色を見せ、相手を誘い出し、構えを崩して打つのです。要するに、虚で誘い出し、実を生み出し、その実を避け、虚を打つ。剣道は、だまし合いの要素があるのです。

 

(5)相手の迷ったところを打つ

 

相手がこちらの動きや気合いなどで、打ちに迷いがある場合や、打たれるのを警戒して、攻めが中途半端で、思い切りが無い場合がありますが、そこが攻めるチャンスです。

 

相手が気後れしたり、相手に迷いを生み出すためにも、相手に心理的不安や動揺を与えられる気攻めや技攻めで圧迫します。大きな声を出し、迷いのない技を繰り出すということです。

 

(6)急かせて打つ

 

一本取りされたり、残りの試合時間が無い場合、相手は攻め急いだり、攻めが雑になったり、一本調子になったりします。あくまで守りを固めながらも、攻め急ぐ相手の隙をさらに狙いましょう。


 
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